熊本産業保健総合支援センターの尾池講師による社内向け「治療と仕事の両立支援セミナー」をZoomで開催しました。病気を抱える労働者が治療を受けながら安心して働き続けられる取組みを「治療と仕事の両立支援」といいます。今回は特にがんの場合についてお話ししていただきました。
がんは、「不治の病」ではなく「治る病気」「長く付き合う病気」に、「入院」ではなく「通院」に、変わっています。実際に、病気になった人の9割が働き続けたいと思っていて、能力のある貴重な人材を失わないためにも、会社側が柔軟に配慮することが大切だそうです。本人、会社、医師の間で実際に使われる書面での手続き方法や、休暇制度、勤務制度などの実務面も教えていただきました。
セミナー後、社員から「実際病気になった時の両立のイメージができていなかったけど、サポートがあることなどわかった」「保険の営業の際に必要な知識が豊富で、勉強できてよかった」などの声がありました。
どんなことがあっても安心して働き続けることができるように、体制整備の重要性を改めて感じました。